『・・・・・』
ダレ・・・?
『・・・・・・・・・』
どこか懐かしい声を聞いたきがした。
その声が誰の物なのかも思い出せないけれど・・・
遙か彼方で・・・ 第3話
『ウォォーーーーーーーン』
夜中に兄弟達の雄叫びを聞いて目が覚めてみれば
周りには、おびえるように寄り添ってる雌と子供達。
「兄弟たちが居ない・・・・」
遠くでまた一声聞こえた・・・
これは・・・・・
「また戦か!!??」
何故だ、何故目が覚めなかった!
いつもの私ならば必ず目が覚めていたはず!
声・・・・
あの声のせいで・・・・
「くそっ」
木の焦げる匂いに混じって血の匂いがする・・・
急いでいかなければ兄弟達が手遅れになるっっ
急な斜面を転げるように下って開けた場所について目に入っていきたのは
血まみれで倒れている兄弟達と、
生き物には似ても似つかない怪物・・・
『キャンッッキャッ』
果敢に挑んだ兄弟のうちの一匹がその刃に傷付けられた。
「おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
とっさに腰につけてある鹿の角で作った短剣を確認して一気に駆け出す
懐深くに入り、一気に切り上げる
腕、体、顔に血とは思えない体液が飛び散るが気にもせず
次の一撃・・・
『ギャァアァァァ』
攻撃をくらってパニックに陥ってるうちに、傷ついた兄弟をバケモノから離れた場所へ
「此処は私がやる・・・お前達は子供達を守れ!」
『クゥゥン』
小さく答え足を引きずるように山へと戻っていくのを確認した所で
敵を見据える。
おどろおどろしい体に纏うのは鎧。
「これが・・・怨霊・・・・母上の眠る神聖なこの山まで来るとは・・・」
『ギェェェェェ』
次々と怨霊に傷を負わせるも、何をしても立ち上がり攻撃をしてくる。
目の前の怨霊からの攻撃を避けつつも、
体中に切り傷などが増えていく。
「くっ・・・切ってもきりが無いっ」
『ぎっ』
その瞬間一瞬にして、目の前の怨霊が真っ二つに・・・・
「っっっなっ」
『か弱い女性に醜い獣が数体・・・』
最後に目に入ったのは、
まるで燃える様な赤・・・・