ずっと一緒に・・・
そう約束したのはいつだったかな・・・
もう・・・
忘れちゃった・・・
【dilemma】 序
「ね、譲くん今日の部活の後一緒に帰れる?」
『どうだろ・・でも、部活終わるまで待ってなくてもいいよ?』
「女子も終わるの同じくらいだし、大丈夫♪一緒に帰ろう?」
『ああ・・そうだな・・・』
―――シャン―――
鈴の音・・・?
―――子―――
今度は声・・・
――――――神子――――――
「譲くん・・・?何か声しなかった・・・?」
『・・・春日先輩・・・?』
『君・・迷子?』
――――――――――――見つけた――――――私の神子――――――――――――
「ゆっっ譲くっっ」
ザァァァァァァァア
さっきまで渡り廊下だったのに、私と譲くん、春日先輩に将臣先輩が凄まじい勢いの水に流される。
『っっ!!』
『きゃぁぁぁぁぁぁぁ』
『望美ぃぃぃぃぃっっ!!!!!!!!』
『せんぱぁぁぁぁぁぁい!!!!』
3人がどんどん見えなくなる―――
私一人だけ違う流れに流されていく―――
譲くんは春日先輩の方へ―――――
私このまま死んじゃうのかな―――
ずっと思ってた―――
譲くんは私じゃなくて春日先輩が好きなんだって―――
なにもこんな死に際で改めて実感したくなかったなぁ――――――